2012年11月19日月曜日

藤井太洋先生の「Gene Mapper(ジーン マッパー)」を読みました

おはようございます。
意欲は湧いているのに
身体がついていかない山田です。





藤井太洋先生の「Gene Mapper」をようやく読み終えました。

まとまった時間が取れなくて、
ぼちぼちぼちぼち読み進めていました。
読みかけの小説がいつでもポケットに入ってるなんて、
電子書籍っていいものですね。



Gene Mapper」は
Googleもインターネットも崩壊した近未来のお話です。
主題が農業なのですよ。農業SF。

主人公の林田は遺伝子デザイナーなのですが、
ウェブサイトでも作るように、植物の遺伝子を操作します。

「うひょー、かっこええ」と終始ぶつぶついいながら読んでいました。
登場人物がみんな個性的でかっこいいです。
個人的には黒川さんが好き。



主にiPhoneで執筆されたとか、
出版も宣伝も著者が一人でこなしているとか、
色々伝説になりそうな逸話がたくさんあります。

そういう話題性はさておいて、
お話を読み終えてみて、
「ああ、こういうのが読みたかったんだなあ私は」
としみじみ思いました。

惜しむらくは、前半のほとんどが世界観を描くことに使われていて、
物語が急速に動き出すのが、後半からなのですよ。
後半以降からめっちゃ面白くなります。



今まで気づかなかったのですが、
どうやら私、SFが好きみたいです。
それについては思うところがあるのですが、
感想から離れてしまうので、別エントリーに書きます。